神奈川の屋根修理の費用の相場は？

屋根修理において、最も気になるのはやはり費用ではないでしょうか。
もちろん安いに越したことはないですが、安すぎる見積もりを出す業者には気をつけましょう。
屋根は普段なかなかじっくり見る機会が無いため、手抜き工事をされやすいのも屋根修理です。
せっかく高い費用を払って工事をしたのに、すぐにまた修理する必要に追われ、短いスパンでまた修理をしなければならなくなってしまえば本末転倒です。

「キャンペーン」や「モニター価格」といったような曖昧な理由を謳い、相場よりも明らかに安い業者は避けた方が無難です。
値段だけで業者を決めてしまうと、屋根修理で失敗する確率がグッと上がってしまいます。

屋根修理はどんな工事でも大きな出費が必要となってしまいますが、費用が高いのには材料費や人件費がかかるといったように必ず訳があります。
費用の安い業者は確かに魅力的に見えるかもしれませんが、明瞭な理由も無く安い価格を提示する業者を選べば手抜き工事をされるリスクが高まります。

少々高くても長い目で見れば、費用をかけた分だけの効果があるのが屋根修理です。
値段だけで業者を選ばないようにしましょう。

先に結論から申し上げると、大手だから安心、そんな事は決してありません。
さらに、大手の値段が高い理由は、工事費用に「宣伝広告費」が含まれるからです。

CMや広告を見て、「大手なら安心」と思って屋根修理を依頼するとします。
しかし、大手はただの窓口で、実際に工事を行うのは下請け業者です。

敢えて実名を出しますが、住友リフォームは利益のほとんどが宣伝広告費で、皆さんからいただいた工事費用の３割程度だけを下請け業者に渡します。
そして、その圧倒的に少ない費用で期限内に工事を完工するよう下請け業者をこき使うのです。
工事費用が足りてない状態で工事を強要されれば、下請け業者は本心ではやりたくなくても手抜き工事を行って費用を浮かすしかなくなるのです。

これが大手の実態です。
上述のような無理な工事を強要され、破産してしまった屋根修理業者を知っているので敢えて書かせていただきました。

華美なCMや広告、そしてネームバリューは魅力的かもしれません。
しかし、皆さんにはそのような見かけだけに踊らされず、本質を見据えた屋根修理業者選びをしていただきたいと思います。

・一箇所（部分ごと）の工事費用

相場は数万円～30万円程度になります。

瓦の一部が破損している、雨樋のみの修理といった内容がこちらに該当します。
「〇〇が壊れたから該当箇所を修理する」
たしかに間違っていませんが、その不具合が発生した大元の原因は別にある場合が多いのが屋根です。

急場しのぎの工事ばかり繰り返しても根本的な解決にならず、結局大掛かりな工事並みの費用がかかってしまう場合もあります。
工事を行う際はしっかり屋根診断をしてもらい、ある程度広い範囲の工事を検討しましょう。

・屋根葺き替え工事

費用相場は75～160万円程度になります。

屋根葺き替え工事は、屋根を形成する材料（瓦をはじめ下地や防水シートまで）を全て取り外し、新しいものに取り替える工事です。
機能も新品の状態に戻るので、屋根修理の中では最も効果が高い工事となります。
しかし、大掛かりな工事となり費用が最も高くなるので、葺き替えを依頼する場合は信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

・屋根葺き直し工事

費用相場は70～100万円程度になります。

屋根葺き直し工事は、既存の瓦はそのまま再利用し、下地や防水シートだけ新しく取り替える工事です。
瓦自体の老朽化があまり進んでいない場合、葺き替えでなくこの葺き直しで済ませる方も多いそうです。
しかし、せっかく屋根工事をするなら全て新品になる葺き替え工事の方が良いという場合も多いです。
葺き直しを検討されている方は業者に相談し、葺き直しと葺き替えのどちらが良いのかじっくり比較検討しましょう。

・カバー工法

費用相場は40～120万円程度になります。

既存の屋根材の上に金属屋根材を重ね張りするのがカバー工法（重ね張り）です。
葺き替えと比較しても費用が安く、屋根が二重構造になり遮音や断熱効果もあるので最近人気の工事です。
しかし、瓦屋根にはこのカバー工法は施工できない点に注意してください。
また、太陽光発電を検討されている方もこのカバー工法を施工するのは避けましょう。

以上のように、どの工事でも決して安い費用ではありません。

しかし、屋根は大切なお住まいを守ってくれる重要な箇所になるので、費用をかけた分だけの効果は必ずあります。
ただし、それもしっかりした施工を受けた場合の話になるので、業者選びはしっかり注意して行うようにしましょう。

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