- サイトトップ
- ≫ 屋根修理に関する豆知識【神奈川版】
- ≫ 自分でできる瓦屋根のチェック方法
このページでは、「自分でできる瓦屋根のチェック方法」をご紹介しています。
自分でできる瓦屋根のチェック方法
日本の建物に古くから使用されている日本瓦は、高温で焼き上げた陶器という特性を持ち、非常に固く色褪せがほとんど無いため、屋根材として非常に優秀です。
しかし、いくら瓦自体が丈夫でも、瓦同士の隙間を埋める「漆喰」や、屋根の下地にあたる野地板や防水シートは、寿命がおよそ20年程とされています。
雨漏りが発生した場合、原因は瓦自体ではなく、そういった別の箇所にある場合が多いのです。
症状の見極めはプロでないと難しいですが、一般の方でも簡単にチェックできるポイントをご紹介します。
①瓦自体の破損がないかチェック
まずは瓦自体に割れやヒビ、欠けた箇所がないかをチェックしましょう。
また、瓦の表面にコケが生えている場合、その周辺から水が入り込んでしまっている恐れがあります。
瓦自体は強度が強いので普段の生活の中ではなかなか破損する事はありません。
しかし、台風や強風の後などは何かが飛んできてぶつかり破損してしまう可能性もあります。
自然災害の後は入念にチェックしてみましょう。
微細な傷を発見しても「屋根全体からすれば些細な傷」と放置した結果、そこから徐々に周囲に悪影響を及ぼし、全体に被害が広がるという恐れもあります。
傷が小さい内に対処しておく事が機能面、経済面の両方において大切です。
②瓦がズレていないかチェック
瓦は下地として野地板、防水シートを敷き、その上から専用の粘土を貼り付ける事で屋根に固定されています。
そして隣接する瓦同士を針金で繋ぎ固定しているのです。
こうやって聞くと頑丈そうですが、実は意外と不安定です。
ですので、地震や台風など自然災害が発生すると、築年数に限らず大きくずれる時はズレてしまうものなのです。
瓦がズレてしまうとそこから雨漏りが発生する恐れがあります。
一度屋根を確認し、ズレが無く綺麗に並んでいるかチェックしましょう。
③漆喰の崩れ・滑落はないかチェック
漆喰は瓦と瓦の間を埋めるために使用されています。
屋根の上や家の周囲にコンクリートの塊が落ちている場合、漆喰が老朽化で崩れてしまっている可能性があります。
隙間を埋めるための漆喰が崩れているという事は、屋根に隙間が空いているという事なので当然雨漏りの原因となります。
屋根上、家の周囲に不自然なコンクリート片がないかチェックしましょう。
④棟瓦をチェック
棟瓦とは、屋根の頂上部分を支えている瓦を指します。
この棟瓦がちゃんと真っ直ぐになっていないと、経年と共に瓦の歪みが大きくなってしまい、最悪の場合は瓦が崩れてしまいます。
棟瓦をチェックする際は、周辺の漆喰も同時にチェックしておきましょう。