葺き替え工事のメリットとは？

屋根は日々お住まいを雨風や紫外線などから守ってくれている、住まいの中でも非常に重要な箇所です。
つまり、屋根のメンテナンスは、住まいを守るために欠かせない重要なメンテナンスということになります。

近年、日本では地震や台風など自然災害も多く、屋根の葺き替え工事の依頼件数も増えてきているそうです。

ここでは、「そもそも葺き替え工事とは何か？」、そして「葺き替え工事のメリットとは？」など、葺き替えに関する情報をまとめています。
葺き替え工事を検討されている方はぜひ参考にしてください。

葺き替え工事とは簡単に言ってしまえば、屋根を新品の状態に戻す作業です。
現在屋根を形成している屋根材、下地を全て取り外し、屋根材から下地の野地板、防水シートまで全て新品へと取り替えます。

近年、阪神淡路大震災や東日本大震災の教訓から、住まいの耐震性が注目されています。
その一環として、屋根の軽量化を目的とした屋根の葺き替え工事も案件として増加傾向にあります。

葺き替えの工事費用の内訳は、大まかには以下のようになります。

・新しい屋根材費用
・既存の屋根材の廃棄処分費用
・下地（野地板）の増し張り費用
・下地（防水シート）の張り替え費用
・既存の下地の廃棄処分費用
・その他、搬入費や足場代などの諸費用

また、屋根の勾配や屋根の面の数によって工事費用は大きく変わってます。
理由として、勾配がきつくなればなるほど、面が多ければ多いほど作業の難易度が上がるためです。

このサイトでも費用相場は掲載していますが、実際の金額は様々な要素により大きく変わります。
まずは信頼できる業者に現地調査に来てもらい見積もりを出してもらいましょう。

葺き替え工事を行う事によるメリットには、次のようなものがあります。

・雨漏り発生のリスクの軽減
・地震による倒壊、滑落のリスク軽減
・美観の向上
・屋根塗装の必要が無くなる
・太陽光パネルの設置も可能

屋根は常日頃から雨風や紫外線にさらされているため、どうしても経年劣化が進んでしまいます。
葺き替えを行う事で屋根を形成する全てが新品になるため、機能が新築時の状態に戻ります。

機能が新品になるという事はそのまま雨漏りが発生するリスクの軽減に繋がります。
また、瓦を固定する部分も新品になる上、再度綺麗に屋根を組み直すので屋根自体の強度が高まり、地震による倒壊のリスクも軽減されます。
その上で、地震対策として屋根材を既存のものより軽い屋根材にする事により、より倒壊の可能性を減らす事ができます。

屋根材が新品になるという事は、当然美観も良くなります。
近年は、太陽光パネルの設置も主流となりつつあるので、パネルの設置のために葺き替えを行う家も増えてきているそうです。

葺き替え工事をどのタイミングで行えば良いかですが、新築から15年程度経過した時点が一つの目安とされています。
ただ、これはあくまで目安ですので、まずは10年経過した時点で屋根修理業者に依頼して、屋根の状態を一度点検してもらうのが良いでしょう。

その時点で葺き替えの必要が無いと判断された場合でも、15年経過時にも点検を行い、その後も5年おき程度に、20年、25年と定期的に点検を行いましょう。

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